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初ワイナリー

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今回の旅の目的は、ワイナリー巡りもそのひとつ。
迷いながらも無事に到着できました。
第一弾は『Castello Di Fonterutoli』
事前に15時からの英語ガイドツアーを申し込んでおきました。
Castellina in Chiantiの村から6kmほどSiena方面に進んだ道路沿いにあります。

エノテカもかねた集合場所に着くと、もうひと組来るから少し待っててね。 とのこと。
おぉっ。 数年前のフィガロに載っていたオジサマ、いるじゃないの~
と思いつつ待っていましたが、『もうひと組』が来ないため、我々だけで案内していただきました。

Fonterutoliの集落は、ほぼこのワイナリー関係の人が住んでいるそうです。
数軒しかない集落だものねー
薄暗い建物の中に入ると、ブドウの香りとともに、こんな樽がごろ~ん。
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こっちにもごろ~ん。
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ワイナリーに興味があるのは、もっぱらうり坊なので(笑)
私には、樽がごろごろしているだけにしか見えず、この時はまったく有難みや感動がない奴・・・

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こちらはおそらく、スーパートスカン、スーパートスカーナ、と呼ばれる、Siepiシエピだと
思いますが、これらはワイナリーで保管しているヴィンテージだと言っておりました。
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こんな風に埃をかぶって眠っておられるのであります。

Fonterutoliの歴史を少し。

  カステッロ・ディ・フォンテルートリは、キャティ・クラシコ地区の中央よりやや南に位置する
  銘醸ワイナリー。
  ここは、キャンティ・クラシコの商標ガッロネーロ(黒い雄鳥)の逸話にも登場する
  由緒ある土地である。昔々、フィレンツェとシエナは長い領土争いの決着方法として、
  一番鶏が鳴いたと同時に双方の騎士が馬を走らせ 両者が出会った地点を
  境界線とするという取り決めをした。その結果の境界エリアが現在のフォンテルートリ。
  ちなみにフィレンツェ側は、黒い雄鳥に餌を与えず空腹にさせ なるべく早く鳴かせるように
  仕向けたというエピソードが残っている。
  (この黒い雄鶏グッズ、のちほどうり坊がGreveの村で買いあさっておりました)
  スーパー・トスカンの、そして現在ではスーパー・キャンティ・クラシコの改革者として
  名高いマッツェイファミリー。現在まで6世紀もの間、24世代にわたってワイン造りを
  続けている。
  国際的に高い評価を受けている「カステッロ・ディ・フォンテルートリ」、スーパー・トスカンの
  誉れ高いトスカーナIGT「シエピ」は勿論のこと、「カステッロ・ディ・フォンテルートリ
  ・キャンティ・クラシコ」をはじめとするトップレベルのキャンティ・クラシコを送り出している。

という由緒あるワイナリーなのでありますが。

へ~ とか ほ~ しかででこないわ。 素人からは。

だ、だってだって・・・・   
勉強をしていたうり坊はともかく、飲むしか芸のない私には何をわくわくしてるのか
さ~っぱりわからないのよ。

というわけで。
おまちかねの『試飲タイム』(笑)
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3種類の試飲をお願いしました。 (あれ? 写ってるのは2種類ね)
Castello di Fonterutoli、 Belguardo、2種類のトスカーナ産と、
Zisolaというシチリア産のもの。
おほほ。 さすがにスーパートスカンは開けてくれないわね。
日本語訳がついた小冊子を見ながら、担当のオネーサマの説明付きで楽しみました。
最後は記念に1本お買い上げ。  
案内してくださったオネーサマに、日本のお菓子をあげたら「甘いの好きなの♪」
と喜んでくれました。  小雨降る寒い中の案内、どうもありがとうございました。

ささ。 薄暗くなってきたことだし、今夜の宿へ急ぎましょう。
by uriurip | 2008-12-08 21:22 | 2008 イタリア・フランス
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